かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

椽大之筆(てんだいのふで)

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f:id:KAERUSAN:20170310185136g:plain 今回は椽大之筆(てんだいのふで)です。

 

f:id:KAERUSAN:20170310185136g:plain 立派な文章のことです。

 

f:id:KAERUSAN:20170310183241g:plain 椽(てん)がまず読めないよ。まあ、なんか立派な筆なんだろうな、って感じはするけど。

 

f:id:KAERUSAN:20170310185136g:plain 椽(たるき)とも読みます、垂木(たるき)のことで、屋根板を支える丸い建材のことです。角材の時は桷(たるき)と書きます。

 

f:id:KAERUSAN:20170310185136g:plain ご縁がありますように、の縁は、椽(えん)を使うことも出来ます。

 

f:id:KAERUSAN:20170310215701g:plain 読めないだけでメリットが無いよ。

 

f:id:KAERUSAN:20170310185136g:plain で、ある人物が、椽ほどもある大きな筆をもらう夢を見たので、文章の大仕事が舞い込んでくる、と人に言ったら、まもなく皇帝が死んでしまい、そのことに関しての文章をまかされたそうです。

 

f:id:KAERUSAN:20170310215701g:plain でかい筆は判ったけど、それで立派な文章って感じする?

 

f:id:KAERUSAN:20170310181551g:plain 皇帝の崩御の時に書く文章は立派な文章が書けない人には頼みませんから、それに、大きな筆の夢をみてそのとおりになったのですから、いいんじゃないでしょうか。

 

f:id:KAERUSAN:20170310215701g:plain そんなに大きな筆は書きにくいけど、ものごとの大きさを表してるんだね。

 

f:id:KAERUSAN:20170310185136g:plain そうですね。

 

f:id:KAERUSAN:20170310185136g:plain 出典は「晋書」でした。