かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

椿萱並茂(ちんけいへいも)

f:id:KAERUSAN:20211013005030j:plain

 

f:id:KAERUSAN:20210105140223g:plain 今回は椿萱並茂(ちんけいへいも)です。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain 両親がどちらもご健在なこと、です。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140230g:plain おお、素敵なことですな。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140223g:plain そういうことです。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140230g:plain 「椿」ってそうなの?

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain この「椿」は、伝説上の大きな「大椿」のことで大変長寿です。ですから比喩的に長寿や父親の意味を持ちます。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140232g:plain 「萱(けい)」は?

 

f:id:KAERUSAN:20210105140223g:plain かや、のことです。わすれぐさ、とも言いまして女性の部屋に置くことから、母親を意味します。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140230g:plain それが並んで茂ってるってことか、いいね。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140243g:plain 出典は「幼學瓊林(ようがくけいりん)」でした。「幼學瓊林」は明の時代の百科事典のようなものです。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140223g:plain ただ意味として「椿萱」で両親を指すのは、漢の牟融(ぼうゆう)の詩に見られますし、「荘子」には伝説の「大椿」のことが出ています、そして「詩経」には「萱」が母親の比喩で出ています。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140230g:plain 古くから言われている言葉なんだね。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140223g:plain そうです。