
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「水風井 初爻 象伝」です。

「初爻」の爻辞は「井泥不食 舊井无禽」せいでいにしてくらわれず きゅうせいにきんなし。です。
象伝では「象曰 井泥不食 下也 舊井无禽 時舍也」しょういわく せいでいしてくらわれずとは しもなればなり きゅうせいにきんなしとは ときすつるなり。
象伝がいいたいのは、みんなん使われるはずの井戸が全然使われないのは、初爻は最下位だからであって、時代に合っていない、捨てられている、ということです。
酷い言いようだな。
「水風井 初爻」は「四爻」に応じていません。
水の濁った井戸は使い物にならないから鳥も飲みに来ない、鳥は「離」でもあります、「水風井」の「三爻」「四爻」「五爻」は「離」ですから、そのことが応じていない「四爻」を指しているのです。

「離」があるから「鳥」なんだね。でも、応じてないから飲みに来ないんだ。
「二爻」には比していますが、「二爻」では、井戸の瓶が割れているといっていますから「初爻」に問題があることを告げてくれています。
直せってことか。
そして卦の骨格を見る「互卦」を見ても「水風井」の「二・三・四爻」を下互卦、「三・四・五爻」を上互卦とし、合成すれば「互卦」が出ます。「水風井」の「互卦」は「火澤睽」です。
要するに、問題点を見つけて、折り合って行く、という意味で「火澤睽」と同じなんだね。


