
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「水風井 象伝」です。

卦辞は「井 改邑不改井 无喪无得 往來井井 汔至 至亦未繘井 羸其瓶 凶」せいは ゆうをあらためせいをあらためず うしなうなくうるなし おうらいせいせいたり ほとんどいたらんとするも まだいまだせいにつりいとせず そのつるべをやぶる きょうなり。
象伝では「象曰 木上有水 井 君子以勞民勸相」しょういわく きのうえにみずあるはせいなり くんしもってたみをねぎらいすすめたすく。
村の中心にある井戸は、村の区画が変わっても変わらない。人が汲んで使っても、無くならないし、使わなくても溢れてしまうことは無い。
しかし、つるべが壊れていたり、縄が短ければ使うことは出来ない。ということです。
どういうこと?
人災だ、ということ、要するに人間のせいで上手く行かなくなる。ということです。
ひとつ前の卦が「澤水困」で行き詰ったので、今度は自分の根本、足元を見直すイメージです。人は水なしでは生きて行けないですからね。
ストーリーとしては手入れされていない井戸をどんどん修復しまたみんなに使われるようになるイメージです。
澤水困で困ったのは自分の足もとが見えてなかったからともいえるのか
「水風井」ってどこが「風」なの?
「下の卦」が「巽」で「風」ですが、意味としては「巽」は「風」「木」のイメージがあり、水の中に木の入れ物を沈めて使うから「井戸」ということです。
はー、なるほど。
そして卦の骨格を見る「互卦」を見ても「水風井」の「二・三・四爻」を下互卦、「三・四・五爻」を上互卦とし、合成すれば「互卦」が出ます。「水風井」の「互卦」は「火澤睽」です。



「火澤睽」は背きあったもの、異なるもの、がテーマになります。上卦が「離:火」で、下卦が「兌:沢、湖、泉」などのイメージだからです。
それを調整するイメージがあるわけだ。
「水風井」の場合、間違えた使い方を正すことでしっかり使えるようになるイメージに繋がります。