かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

游雲驚竜(ゆううんきょうりゅう)

游雲驚竜

 今回は游雲驚竜(ゆううんきょうりゅう)です。

 

 書道の腕前が素晴らしく、その筆遣いを称える言葉です。

 

 雲のように自由で竜のように力強い、って感じですかな。

 

 まあ、そういう感じですね。

 

 この言葉は「晋書」の王義之伝に出ていますので「書聖」と言われる王義之を称えた言葉です。

 

 今は王義之の書はひとつも残ってないでしょ?

 

 オリジナルは残ってないですが、写しなどはありますので上手いことは間違いないです、オリジナルは唐の皇帝、李世民が自分のお墓に持って行ってしまいましたから。

 

 李世民は騎馬民族出身の皇帝ですから、多数派の漢民族に敬意を払う意味で政治的なメッセージも含んでいる行動と言えます。

 

 へー。

 

 「晋書」には 王義之善草書 論者稱其筆曰飄若游雲 矯若驚龍 と出ています。

 

 ふーん。

 

 出典は「晋書」でした。

 

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