今回は游雲驚竜(ゆううんきょうりゅう)です。
書道の腕前が素晴らしく、その筆遣いを称える言葉です。
雲のように自由で竜のように力強い、って感じですかな。
まあ、そういう感じですね。
この言葉は「晋書」の王義之伝に出ていますので「書聖」と言われる王義之を称えた言葉です。
今は王義之の書はひとつも残ってないでしょ?
オリジナルは残ってないですが、写しなどはありますので上手いことは間違いないです、オリジナルは唐の皇帝、李世民が自分のお墓に持って行ってしまいましたから。
李世民は騎馬民族出身の皇帝ですから、多数派の漢民族に敬意を払う意味で政治的なメッセージも含んでいる行動と言えます。
へー。
「晋書」には 王義之善草書 論者稱其筆曰飄若游雲 矯若驚龍 と出ています。
ふーん。
出典は「晋書」でした。