
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「澤山咸 上爻 象伝」です。

「上爻」は「咸其輔頰舌」そのほきょうぜつにかんず。
象伝では「象曰 咸其輔頰舌 滕口說也」しょういわく そのほきょうぜつにかんず こうぜつをあぐるなり。
この爻辞は「吉」や「凶」などの評価がありません。
確かに。
「三爻」と応じている意味では「軽はずみに動く」ことを戒めています。この場合「軽く口に出してしまう」というイメージでは内容が無い、身にならないイメージです。
他に意味があるの?
「口」は「食べる」「味わう」イメージがありますから、成長に大いに関係します。その意味では「黙って感じる」という意味になり、比した「五爻」の「その背中に感ず」とも意味がつながってきます。
自分の無意識にしっかりつながって成長する、自分の無意識に向かう、イメージになるのか。
自分の無意識は自分の価値観そのものです、そこに向かわないと大きな満足感は得られません、その「澤山咸」が「下経」の最初の卦である、ということにも大きな意味があるわけです。
「上経」の最後、目標に向かう「離為火」の次はしっかり成長することの重要性、口に出す前に考える、感じることの大切さを表しているんだね。
そういうことです。





