
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「澤水困 三爻 象伝」です。

「三爻」の爻辞は「困于石 據于蒺蔾 入于其宮 不見其妻 凶」いしにくるしみ しつれい(しつり)による そのきゅうにいりて そのつまをみず きょう。
象伝では「象曰 據于蒺蔾 乘剛也 入于其宮 不見其妻 不祥也」しょういわく しつれい(しつり)によるとはごうにのればなり。そのきゅうにいりてそのつまをみずとはふしょうなり。
奥さんはどうしていなくなっちゃったの?
「澤水困 二爻」は「陰位に陽」です。「二爻」には支えてくれる意味もありますが、強すぎて制御できない、というニュアンスでとると「自分のよりどころが無い」という意味もくみ取れます。
古代中国の「妻」は「家庭内の秩序」的なニュアンスもありますからね。
「澤水困 三爻」は「陽位に陰」力が足らず、力関係が不安定で上手く行かず、居場所が無いようなイメージです。
「蒺蔾(しつり・しつれい)」は簡単にいえば「イバラ」ですから、そこに寄りかかっても痛いし、宮(自己の中心、重要なポイント)にも「妻がいない」ので、居場所が無いわけです。
もう全然ダメなんだね。
そして卦の骨格を見る「互卦」を見ても「澤水困」の「二・三・四爻」を下互卦、「三・四・五爻」を上互卦とし、合成すれば「互卦」が出ます。「澤水困」の「互卦」は「風火家人」です。
「風火家人」だから「妻」って例えはいいね。



「風火家人」は家庭内でしっかりやるべきことをやるイメージもあるけど、自分の内面をしっかりさせるイメージもあるね。
「澤水困 三爻」では、しっかりさせなさい、というイメージですね。
易の「三線形」のイメージには「家族」のイメージもあります。
「乾が父」「坤が母」とかそういうやつか。
「震 長男」「巽 長女」「離 次女」「坎 次男」「兌 三女」「艮 三男」です。
なるほど、心の要点を家族に例えてるんだ。