
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「澤水困 四爻 象伝」です。

「四爻」の爻辞は「來徐徐 困于金車 吝有終」くることじょじょたり きんしゃにくるしむ りんなれどもおわりあり。です。
象伝では「象曰 來徐徐 志在下也 雖不當位 有與也」しょういわく きたることじょじょたりとは こころざししもにあるなり くらいあたらずといえどもともあるなり。
「澤水困 四爻」は「陰位に陽」ですから、焦るイメージです。しかし、応じた「初爻」はいつか来るでしょうが「陽位に陰」ですし、「陰位に陽」の「二爻」と比しているので、来る気はあるが遅くてイライラするから吝、ケチはつくけど一応来る。という感じです。
五行で考えれば兌=金と見なすこともでき、その象徴から “金車=強い車” と読む解釈もあり、それで遅いともいえます。
しかし一般的には、九四は陰位に陽で不安定であり、陰位に陽の頑固な二爻のに阻まれて前に進めない状況を“金車=動けない車” と表現しているといえます。
五行にも当てはめられるんだね。
そして卦の骨格を見る「互卦」を見ても「澤水困」の「二・三・四爻」を下互卦、「三・四・五爻」を上互卦とし、合成すれば「互卦」が出ます。「澤水困」の「互卦」は「風火家人」です。



「風火家人」は家庭内でしっかりやるべきことをやるイメージもあるけど、自分の内面をしっかりさせるイメージもあるね。
今回の場合、仲間が遅いのを待つ、これも「風火家人」と一致しますし、自分の内面を整える意味になります。
我慢出来ないで爆発しても上手く行かないってことか。
そうですね。
易の「三線形」のイメージには「家族」のイメージもあります。
「乾が父」「坤が母」とかそういうやつだよね。
「震 長男」「巽 長女」「離 次女」「坎 次男」「兌 三女」「艮 三男」です。
なるほど、心の要点を家族に例えてるんだ。