
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「澤水困 象伝」です。

卦辞は「困 亨 貞 大人吉无咎 有言不信」こんは とおる てい たいじんはきちとがなし ことあるもしんぜられず。
象伝では「象曰 澤无水 困 君子以致命遂志」しょういわく たくにみずなきはこんなり くんしもってめいをいたしこころざしをとぐ。
「澤水困」って、「困」の一文字で、どうしようもないダメな卦ってイメージだったけど、 吉 咎無し なんだね。
「大人」なら、ですからね、沢に水が無い、何をしても信じられなくても志を通せば「吉」「咎無し」なのです。
なんだ、そんなの吉じゃないわ。
「地風升」で昇り切ったら、今度はこれ以上を求めても簡単には受け入れられません。しかし、それでも志を貫くイメージが「澤水困」なのです。
何の得があるの?
そんな問いが出て来る人は「大人」ではありません。
逆に「大人」って何者なのよ。
自らを高める、次の世帯の土台を作る、そんな人は結果などすでにどうでも良いのです。
ヤバいやつだなぁ。漫画みたいじゃん。
漫画みたいって逆にいうと憧れのイメージじゃないですかね。
そして卦の骨格を見る「互卦」を見ても「澤水困」の「二・三・四爻」を下互卦、「三・四・五爻」を上互卦とし、合成すれば「互卦」が出ます。「澤水困」の「互卦」は「風火家人」です。



「風火家人」は家庭内でしっかりやるべきことをやるイメージもあるけど、自分の内面をしっかりさせるイメージもあるね。
易の「三線形」のイメージには「家族」のイメージもありますからね。
「乾が父」「坤が母」とかそういうやつか。
「震 長男」「巽 長女」「離 次女」「坎 次男」「兌 三女」「艮 三男」です。
なるほど、心の要点を家族に例えてるんだ。