今回は濫竽充数(らんうじゅうすう)です。
実力が無いのに、あるフリをすることです。
するでしょ、普通するでしょ。
してどうするんですか、どうせバレますよ。
その時はその時よ。
この言葉の字の意味は?
「竽(う)」は笛のことです。たくさんの人数の中で笛を吹くと、上手いか下手かバレないでしょ。
お、いいアイデアじゃん。
ある王様が大人数に演奏させるのが好きだったのですが、その次の王様は独奏が好きだったので、実力のない人が逃げ出した、というお話です。
あらー、残念ね。
練習しなさい、って話ですよ。
「充数(じゅうすう)」は数をそろえる、ということで、「濫(らん)」は度を過ぎる、みだりに、などという意味です。
出典は「韓非子」でした。