今回は濯纓濯足(たくえいたくそく)です。
世の流れに従って生きること、しっかりと自ら判断すること。
どういうこと?
人は川の水がきれいなら、きれいなものを洗うし、川の水が汚ければ、泥のついた足を洗うでしょう。そのように扱いが変わるのは水自体がきれいなのか、濁っているかによるわけです。
それは人間も同じで自分がけがれていればけがれた扱いを受ける訳ですね。
きれいな心で生きて行けってことかな。
簡単に言えばそういうことです。
ちなみに「纓(えい)」は冠のひもです。
そしてこの言葉は「孟子」の言葉ですが直接「濯纓濯足(たくえいたくそく)」とは出ていません。
出典は「孟子」でした。