今回は火雷噬嗑(からいぜいこう)です。
易の六十四卦の一つです。獄(ごく)を用いるのによろし、亨(とおる)。時には厳しく罰することも必要だが、聞く耳を持って中道を行くことが重要である、というような卦です。
「噬嗑(ぜいこう)」?
ものを嚙み合わす、という意味です。
悪が口の中にあれば嚙み砕くしかない、というような卦です。
下の卦が雷のイメージの「震(しん)」、上の卦が火のイメージの「離(り)」です。
下が内心で上が行動のようなイメージだね。
西洋占星術では下の「震」は自分の確信に向かう「火星」的で、上の「離」は目標に向かう「太陽」的な意味です。
「火星」は確信のイメージだからぶつかりやすいし、「太陽」は目標達成を目指すイメージだから、行き過ぎず抑えることも大切ってことか、同じ意味になるね。
そういうことです。