かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

火雷噬嗑(からいぜいこう)

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火雷噬嗑

f:id:KAERUSAN:20210105140243g:plain 今回は火雷噬嗑(からいぜいこう)です。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140243g:plain 易の六十四卦の一つです。獄(ごく)を用いるのによろし、亨(とおる)。時には厳しく罰することも必要だが、聞く耳を持って中道を行くことが重要である、というような卦です。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140232g:plain 「噬嗑(ぜいこう)」?

 

f:id:KAERUSAN:20210105140243g:plain ものを嚙み合わす、という意味です。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140240g:plain 悪が口の中にあれば嚙み砕くしかない、というような卦です。

 

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f:id:KAERUSAN:20210105140243g:plain 下の卦が雷のイメージの「震(しん)」、上の卦が火のイメージの「離(り)」です。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140230g:plain 下が内心で上が行動のようなイメージだね。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140223g:plain 西洋占星術では下の「震」は自分の確信に向かう「火星」的で、上の「離」は目標に向かう「太陽」的な意味です。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140230g:plain 「火星」は確信のイメージだからぶつかりやすいし、「太陽」は目標達成を目指すイメージだから、行き過ぎず抑えることも大切ってことか、同じ意味になるね。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140223g:plain そういうことです。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain 出典は「易経」でした。