
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「火風鼎 三爻 象伝」です。

「三爻」の爻辞は「鼎耳革 其行塞 雉膏不食 方雨虧悔 終吉」ていのみみあらたまり そのこう きじのあぶらくわれず まさにあめふらんとしてくいをかく ついにきち。です。
象伝では「象曰 鼎耳革 失其義也」しょういわく かなえのみみあらたまるとはそのぎうしなうなり。
比せず、応ぜずの「火風鼎 三爻」を 聞く耳を持たぬものとし、それで上手く行かないからこそ、革まり、聞く耳をもつことで恵みの雨が降り、終に吉、それを「鼎」という祭器で示している、聞く耳を持つことで、下卦から、上卦に向かえるということです。
義失う也。って、人の話を聞かないということか。
恵みの雨は突然降るの?
「鼎」は「祭器」ですから、これが壊れていては想いが天に通じません。人の話を聞けるイメージが「祭器」が直るイメージなのです。
だから、雨が降るのか、なるほど。
それによって、「鼎」の取っ手(耳)が直り人の所に「鼎」を持っていけるので、雉の肉をふるまうことが出来るというイメージです。

そして卦の骨格を見る「互卦」を見ても「火風鼎」の「二・三・四爻」を下互卦、「三・四・五爻」を上互卦とし、合成すれば「互卦」が出ます。「火風鼎」の「互卦」は「澤天夬」です。
確かに、「澤天夬」の変化と同じで、問題の解決の積み重ねがあってこそ、大きな変化をもたらせるんだね。
「澤天夬」は不適切なものが追い出されるイメージが強いですが、良くないものが排除される、ということですから、「澤火革」の改革と同じといえますね。


