今回は灯火可親(とうかかしん)です。
初秋の涼しい夜は読書をするに良い、という意味と初秋を指す言葉です。
ともし火で夜はわかるけどさ、読書とかは?親しむ、は入っているけど。
元は詩なんです。兵隊で終わる人もいれば、えらくなる人もいる、その差はやっぱり学問だ、だから、初秋の今こそ、ともし火の元で読書をしなさい、みたいな詩なんです。
暑い夏に勉強は辛いよね、そして涼しい秋には美味しいものを食べたいので本を読んでいるヒマは無い。
まあ、そういわず読書をして下さい。
一兵卒か、えらくなるか、それは学問の違いだ、ってなんか聞いたことあるな。
福沢諭吉の学問のススメの冒頭で、人は平等っていうけど、ウソだよね、学問で差が付くのよ、って言っていますね。
もちろんそうだけど、それを言ったら経済力も大きいよね。
そうですね、でも、それが全てではありませんね。
出典は韓愈の詩「符読書城南」でした。