今回は牛驥同皁(ぎゅうきどうそう)です。
能力の低い人と能力の高い人が同じ扱いを受けることです。
まあ、よくあることですよね。
まあ、能力自体も大切だけど、やっぱり出世には人間関係だよね。能力の高い人に任せるとのんびり出来ないし。
所で「皁」って?
「かいばおけ」のことです。
足の遅い牛と、足の速い馬(驥:き)が同じ、かいばおけで飼育されている、と言うことです。
なるほど、でも何で仕事なのに能力で区別しないんだろう?
能力の低い人は能力の意味が判らないので能力を見ても何も判断できない、という面と、感情論の好き嫌いを重視してしまうからです。
そういう人が良くないのか。
そういう人をリーダーに指名した人も同じことですね。日本はリーダー教育自体ありませんし、仲が良いのが大切ですからね。簡単に善悪で片付けられませんよ。
出典は「文選」でした。