今回は特恵関税(とっけいかんぜい)です。
特定の国の貨物に対しかける特別に低い税率の関税、のことです。
なんで特定の国だけ安くしてあげるの?
一般的には開発途上国を支援する目的で関税を安くしています。
へー、じゃあ、その国が立派になったらどうするの?
特恵卒業国(とっけいそつぎょうこく)になります。
卒業国!!スゴイ新鮮な表現だな。
2019年に中華人民共和国が卒業して話題になりましたね。
日本はGDP(国内総生産)でとっくに抜かれてて、もう手が届かないほど大きい国じゃん。
1981年のギリシャが最初に卒業しました。
ギリシャは、しちゃって良かったの?どういうルールなのよ。
国際復興開発銀行の統計で3年連続「高所得国」に分類される国、地域。
国際復興開発銀行の統計で3年連続「高中所得国」に分類される国、地域で、世界の輸出の1%以上であること。
後発開発途上国は除きます。
後発開発途上国って何?
国連の定めるスゴイ開発の遅れている国のことです。
ちょっと失礼だな。だから後発開発途上国って言うのか。
そう言えば「一般的に」ってことは開発途上国の支援じゃない特恵関税(とっけいかんぜい)もあるの?
経済連携協定などによる、締結した国同士によるEPA特恵関税などがあります。
へー。