今回は産業革命(さんぎょうかくめい)です。
18世紀から19世紀にかけてイギリスを中心に起こった、蒸気機関、鉄道、工場の機械化などによって起こった技術革新と社会の変化のことです。
技術や交通網が発達して、近代的になったイメージだね。
そうですね、工場や会社の仕事が中心で、人間がそれに合わせる、と言うスタイルが始まったのもこのころと言えますね。
機械が発達して、熟練した人でなくても製造に深く関われるようになったのが大きいですね。
そのため、産業革命のころのイギリスでは児童労働の問題や労働者の平均寿命も大変短く、現代に続く格差問題の出発点になったとも言えますね。
朝のラッシュアワーもこのころから始まっています。
ううむ、問題もたくさん増えたんだね。
労働組合が出来たのもこのころです。
本当に社会が変わっていったんだね。
19世紀初頭には「ラッダイト運動」が起こりました。生活水準の低い労働者達が、工場の機械を破壊したりして、資産家と対立しました。
資産家に雇ってもらわないと生きていけない労働者達は、足元を見られ、こき使われていたんですね。
なんだ、今と変わらないね。
そう言えば、最近ではインダストリー4.0と言う言葉を良く聞きますね。
「産業革命(さんぎょうかくめい)」は英語で Industrial Revolution です。
じゃあ、インダストリー4.0は、産業のバージョン4ってことだね。
そうですね、第一次が、イギリスの産業革命(さんぎょうかくめい)、第二次が、アメリカやドイツで起きた、電気、重工業の技術革新です。自動車と電気の普及は生活を一変させましたね。
第三次は、20世紀末からのデジタル革命、と言われるコンピューターの普及です。GAFAなどの台頭が目覚しいですね。
GAFAってグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンか。
じゃあ、インダストリー4.0は?
もっと様々なものをネットで繋げる時代になるといわれています。
製造に関しても、情報とネットワークによりもっと効率化していこう、と言うイメージですが、日本はとっても立ち遅れていまして、着いて行くのがやっと、と言う状態ですね。
昔は日本もすごかったのに、何でだろう?
日本がよかったのはスピードが重要じゃなかった時代ですし、その時に人口が急増したことが全てですね。今着いていけてないのは当たり前と言えます。
日本と言えば決定が遅い、ってイメージだもんな。