今回は盤根錯節(ばんこんさくせつ)です。
複雑に入り組んだ解決の難しい問題のことです。
ばんこんさくせつで?
木の曲がりくねった根と複雑に入り組んだ節のイメージです。
へー。
でも木の根が入り組んでると何で解決の難しい問題になるの?
難しい仕事を頼まれた人が、例えで「入り組んだ木の根のような切りにくいものが無いと刃物の切れ味は判らない」と言ったのが語源です。
ですから、盤根錯節(ばんこんさくせつ)には、人は試練があってこそ力を発揮できる、という意味もあります。
なるほど。
盤根錯節に遇いて利器を知る(ばんこんさくせつにあいてりきをしる)という言葉もあります。
利器?
よく切れる刃物のことです。
出典は「後漢書」でした。