今回は破天荒解(はてんこうかい)です。
誰も出来なかったことを成し遂げること。
え!なんか想像と違う!しかも「解」って何よ!「破天荒」、めちゃくちゃ!ってイメージなんですけど!!
間違いです。
でも、もう間違い、って言っていいのか、と思うほど、その使い方で通ってますよね。
ですよね!ですよね!
だから、他の人がその使い方したらスルーして、自分は正しく使えばいいんじゃないですかね。
でも、破天荒って言ったら、誤解されるよ。
じゃあ、破天荒解の代わりに、前代未聞って言えばいいんじゃないですか。
じゃあ、そうするわ、だいたい破天荒ってなによ、全く意味がわからん。
天荒は、荒れた土地、未開の地のことです、文化的な意味でも使われます、この言葉の場合、この意味です。
地方試験に合格して、都で科挙を受けるために人を送ることを「解送」といいます、解送される人を「解」と呼びます。
昔の中国の荊州では、長い間試験に合格する人がいなかったので、そこから来る受験者を「天荒解」と呼んでいました、が、ついに合格者が出たので「破天荒解」と言ったのです。
どうせダメだろう、と思ってたけど、受かったんだね、良かったね。
そうです。
でも、すぐ忘れちゃいそうだから、とにかく前代未聞でいくわ。
出典は「北夢瑣言」でした。