今回は磨礱砥礪(まろうしれい)です。
知らない間にすり減っている、と言うことから、気付かないうちに少しづつ問題は広がっていく、と言うような意味になります。
砥石で磨いてるときはすり減っていることはあまり考えない、って感じかな。
そうですね、物事は良くなることも悪くなることも少しづつ変わっていくのです。
いつもあるものも、実は有難いものなんですな。そして悪くなる時にも実は前兆があったりするから注意を払う必要があるね。
うっかりすると、有難いものは無くなってから気付くものですね。
出典は「文選」にも出ている漢の枚乘「上書諫呉王」でした。