今回は社燕秋鴻(しゃえんしゅうこう)です。
出会ってすぐに別れること、です。
春に来て秋に帰るツバメと秋に来て春に帰って行く雁(がん)のことです。
社燕?会社員のツバメなの?
社日は春の春社、秋の秋社がありその土地の神様を祭る日に来て帰るツバメを「社燕」と言います。
出典は宋の時代の張先と言う詩人の詩です。
詩に 億昔銭塘活別、十年社燕秋鴻。とあります。
有名な蘇軾(そしょく)の詩にも 有如社燕與秋鴻 とあります。
まあ、良く使われている言葉なんだね。
まあ、すれ違う鳥なんて趣があってなかなか良い言葉だね。
出典は 張先の詩「西江月」でした。