今回は禽困覆車(きんこんふくしゃ)です。
力の弱い者でも追い詰められたら大きな力を出す、と言うことです。
そういうことあるよね。
それでも叩き潰されるのが弱者ですが、まあ、弱者のあがきに気を付けましょう、ということですね。
何でそんなこと言うのよ。叩き潰さない、って発想もあるでしょ。
叩き潰せるうちに潰すべきですよ。あとで困りますよ。
「禽困(きんこん)」って?
苦しんだ鳥のことです。
ああ、「禽(きん)」って、鳥ね。猛禽、家禽とかの「禽」ね。
え、「覆車(ふくしゃ)」って車をひっくり返す、ってこと?
それはムリじゃないの?
まあ、すごく力を出すぞ、ってことですから。
出典は「史記」でした。
禽「能」覆車、という言葉が「戦国策」に載っていますので、こちらを出典と言うことも出来るでしょう。
意味が一緒なんだね。