今回は私擬憲法(しぎけんぽう)です。
明治の大日本帝国憲法の発布以前に私人や民権各派によって作られた憲法私案のことです。
一般の人が憲法作ってどうするのさ。
もちろん全然相手にされなかったんですけど、そう言う気運が一般にもあったわけですよ。
俺らも憲法作っちゃうぞ!!
的な。当時の人々に知識と志があったと言う言い方も出来るでしょう。今では考えにくいですね。
私擬憲法とは言っても有名な人も作っておりまして、
青木周蔵が木戸孝允に頼まれて作った「大日本政規」
木戸孝允って、長州の桂小五郎じゃん!!
山田顕義の「山田顕義憲法私案」
誰だっけ?
戊辰戦争の最後の函館攻撃にも参加した人で、初代の司法大臣です。
へー。
その他、民間の農村で作られた「日本帝国憲法」(五日市憲法草案)などは人権意識の大変高いものでむしろ現代の憲法に近いと言われています。
たしかに一般の人たちが、そう言う気持ちになったって言うことは、すごいことね。