今回は総天然色(そうてんねんしょく)です。
英語だと一般的に Technicolor テクニカラー と訳されます。テクニカラーは企業の名前で「三色法」を開発した企業で、フルカラーの映画を意味することが多いです。
昔は白黒の映画が多かったから、カラーの映画は「総天然色(そうてんねんしょく)」って言ったね。
でも最初のカラーの映画は「キネマカラー」と言われ他の企業が作った方式でした。
ただ日本では全編カラーの映画は「総天然色(そうてんねんしょく)」と呼んでいました。
全編カラー?
昔は、作品の山場のみカラーの映画もありましたから「パートカラー」と呼んでいました。
なんか違和感あるじゃん。
今、思うとそうですが昔はカラーであることは売りになったということです。
ちなみに写真でも、昔のカラーは白黒写真を部分的に手で着色した「人工着色写真」があったので、全てカラーの写真を「総天然色(そうてんねんしょく)写真」と言いました。
けっこう定義の難しい言葉だな。
Technicolor という翻訳にこだわらない方が良いかもしれませんね。企業名ですし、昭和の日本人にはなじまない翻訳とも言えます。
もう死語っぽいし、
にわとりさんは、白黒の映画なんて見たことあるような無い様な感じだな。
「ゴジラ」も最初は白黒でしたし、
シェイクスピアの映画作品など白黒作品で素晴らしいものもたくさんありますよ。
DVDなどの価格も安価なものが多いですからご覧になってみるのも良いでしょう。
いや、カラーが良い。
あら、そうですか。音声のあるトーキーの映画は見ればそんなに違和感はないですよ。
いやいやいや、無声映画なんて見たこと無いし。