今回は舌頭落地(ぜっとうらくち)です。
なんでも言葉で説明しようとすると、かえって真理から遠ざかる、と言うことです。
喋りすぎると、舌が地に落ちるって、ことか。
そうです、ぜっとうちにおつ、とも読みます。禅の言葉です。
例えば、どんなことかな?
それが言葉にしようとしてるってことですけど、困っている人がいたらどうすれば正しいと思いますか?
助けてあげる。
それは良いことですね、でも、実際に見ないと何に困っているかも判らないし、何をしてあげればいいか判りませんね。
そりゃそうだ。
だから、見れば判る、見ないと判らないことまで言葉にしようとすると、妙なことになる、と言うことです。
たしかに、困っている人より、もっと自分の方が困っているかもしれないしね。
困る、の解決方法もいろいろありますからね。
たしかに。
出典は「碧巌録」でした。