今回は董狐之筆(とうこのふで)です。
権力など政治的圧力に屈せず真実を書き残すことです。
字が上手なのかと思った。
「董狐(とうこ)」という人物が大臣の行いを批判し訂正を拒否したことからこの言葉が出来ました。
ちなみに話は「春秋左氏伝」に載っているのですが「董狐之筆(とうこのふで)」とは出ていません。
何を正直に書いたの?
国王が死んだ時に対立していた大臣が殺した、と書いたのですが実際は大臣の弟が犯人でした。
合ってないじゃん!!!
そこで大臣は違うから直して欲しい、と言いました。
そりゃ、そうでしょ。
でも「董狐(とうこ)」は、弟を止めてもないし、その後咎めてもいない、ということで、殺したのと変わらない、と決して訂正に応じませんでした。
意訳じゃん!!!
主観的な記録だなぁ。
そうですよね。
出典は「春秋左氏伝」でした。