今回は蛍窓雪案(けいそうせつあん)です。
苦労して学び励むことです。
これはよくある、蛍の光とか雪に反射する光で勉強する言葉だね。
目が悪くなるからダメだって!
「ルクス」が足らないでしょ。
そうですね、皆さんにはまねして欲しくないですね。
そう言えば、最近は明るさを「ルーメン」とか言うでしょ?何が違うの?
電球などの明るさの目安を昔は「ワット」で示していたのですが「ワット」は電力量ですから、最近のLED電球などだと「ワット」は少なくても明るいので、明るさを示す「ルーメン」になったのです。
「ルーメン」と「ルクス」はどう違うの?
「ルクス」は照らされた面の明るさを示す物理量で、そして「ルーメン」は、ある面の明るさを表す物理量のことです。
そう言えば「カンデラ」って聞いたことあるんだけど。
「カンデラ」は光度の単位です。光度は光源から一定方向に照射される光の強さです。
へー。
で、この「蛍窓雪案(けいそうせつあん)」は、出典らしきものがたくさんあります。
元はと言えば「車胤」と「孫康」という二人の人物の苦労話が元です、暗いから蛍や雪明りで勉強した話です。
「ルクス」が足らないって。
「蛍の光」という歌でも有名ですね。
なるほど。
王安石の「勧学文」、「晋書」「初学記」「蒙求」などにも出ていますが「蛍窓雪案(けいそうせつあん)」と直接書いてあるわけではありません。
明の「繍襦記」に「雪案蛍窓」と出ています。
どれがいいのよ?
有名な話ですから色々な所に出ている、という感じで良いでしょう。まあ「晋書」など有名ですからいいかもしれないですね。