かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

衡陽雁断(こうようがんだん)

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f:id:KAERUSAN:20180129181837g:plain 今回は衡陽断雁(こうようがんだん)です。

 

f:id:KAERUSAN:20180129181837g:plain 音信不通のことです。

 

f:id:KAERUSAN:20180129181946g:plain 雁(がん)は鳥でしょ。

 

f:id:KAERUSAN:20180129120030g:plain そうです、中国の衡陽(こうよう)は湖南省にあります。衡山に回雁峰と言う所がありまして、秋に北から来た雁が回雁峰にとどまり、北に帰っていきます。

  

f:id:KAERUSAN:20180129182121g:plain 昔の人は雁の足に手紙を付けた、ということから、回雁峰より南の人たちには手紙さえ届かない、ということです。

 

f:id:KAERUSAN:20180129183155g:plain 鳥に付けたって思い通りの人に着くのかねぇ。

 

f:id:KAERUSAN:20180129183519g:plain 衡陽雁断の出典を調べると、直接、衡陽雁断と出ている作品は見つかりませんが、中国の資料などには、衡陽帰雁となっている高適(こうせき)の「春雁」になっています。

 

f:id:KAERUSAN:20180129183519g:plain このモチーフは多くの詩に見られるので、断定はしにくいので

 

f:id:KAERUSAN:20180129181837g:plain 出典は判りません。