かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

誠惶誠恐(せいこうせいきょう)

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f:id:KAERUSAN:20190328233856g:plain 今回は誠惶誠恐(せいこうせいきょう)です。

 

f:id:KAERUSAN:20190328232129g:plain 手紙などの最後に書く言葉で、ものすごく偉い人に大変恐縮した意味で書きますが、皇帝などに上申(意見を述べる)する時に書く言葉です。

 

f:id:KAERUSAN:20190328233632g:plain 誠惶(せいこう)だけでも、かしこまった意味だよね。

 

f:id:KAERUSAN:20190328233856g:plain そうです。昔の手紙などに書かれています。

 

f:id:KAERUSAN:20190328234845g:plain 古代中国の後漢時代の儒学者、許沖(きょちゅう)が手紙の最後に「臣沖誠惶誠恐 頓首頓首 死罪死罪」と書いています、これが出典になります。

 

f:id:KAERUSAN:20190328231912g:plain 頓首(とんしゅ)は?

 

f:id:KAERUSAN:20190328234111g:plain 地面に頭をつけて拝礼することです。

 

f:id:KAERUSAN:20190328233856g:plain ずいぶん後の時代の唐の時代の詩人、韓愈(かんゆ)も使っていますので、そちらが出典になっている資料も見かけます。

 

f:id:KAERUSAN:20190328234111g:plain ただ、偉い人に対しての手紙の中には、どこにでも見られる良くある言葉です。

 

f:id:KAERUSAN:20190328233856g:plain 出典は許沖(きょちゅう)の「上説文解字」でした。

 

f:id:KAERUSAN:20190328231912g:plain 「説文解字(せつもんかいじ)」って世界最古の部首別漢字字典でしょ?

 

f:id:KAERUSAN:20190328233856g:plain そうです、許沖の御父さんの許慎(きょしん)が書きました、息子の許沖が皇帝に奉りました。

 

f:id:KAERUSAN:20190328233632g:plain その時の文章なんだ。