今回は軽裘肥馬(けいきゅうひば)です。
高貴なヒト、お金持ちの服装、または、たいへんお金持ちなこと。軽裘は、高価な皮衣、肥馬は立派な馬のことです。
おお、軽裘肥馬だね、なんて使わないよね。
使いどころないですよね、論語の言葉なのですが、金持ちの弟子、子華(しか)が、出かけるので、彼の母親に、他の弟子、冉子(ぜんし)がお米を渡しに行った時に必要な分より多くのお米を渡したときに言った言葉です。
子華(しか)が、軽裘肥馬のいでたちで出かけたの見たでしょ、貧しければ、いいことだけど、お金持ちに施しをするなんて聞いたこともない。と、冉子(ぜんし)に言ったそうです。
ますます、使いにくいな、立派だと褒めるのにも使いにくい。しかも、ゼイタクをいましめる意味でもない。
そうですよね、使いませんね。
出典は「論語」でした。