今回は遠交近攻(えんこうきんこう)です。
外交政策の1つで、遠くの国と手を結び、近くの国を攻める、と言う考え方です。兵法三十六計の言葉でもあります。
全部仲良くすればいいじゃん。
そりゃ、そうなんですけど昔は違う国は敵だ、と言う不信感にあふれていましたからね。
遠くの国と仲良くして、自分の近くの国をけん制してもらえば、戦いやすいし、安心でしょ。
この戦略は、戦国時代の秦のとった戦略ですから、古代の中国を初の統一に導いた作戦とも言えます。
「史記」「戦国策」に出ています。
あれ、兵法三十六計じゃないの?
兵法三十六計は、元からあったものを載せているケースが多いですから。出典ではない場合が多いんです。
なるほど。
出典は「史記」「戦国策」でした。