今回は邯鄲學歩(かんたんがくほ)です。
安易にまねをして、本来の自分を失うことです。
と、言いますと?
邯鄲(かんたん)という場所に、歩き方を習いに行った人が、自分の歩き方を忘れて這って帰った、というお話です。
そんなんなる?
荘子(そうじ)の話だから作り話でしょうけど、そういうことあるでしょ。
あー、マネをしているうちに自分の良さが無くなる、みたいな話ね。
歩き方、という所からして「自分の道」的な意味でしょうね。
でも、人に教わることも大切でしょ。
しっかり学ぶことは大切ですよ、しかし、マネをすること、を目的にしてしまうと本質を学ぶこと無く学んだ気分になってしまうので「自分で歩けなくなる」ということでしょうね。
学んだ気分か、なるほどね。
學行於邯鄲與 と「荘子」には書いてあります。
「邯鄲學歩(かんたんがくほ)」とは書いてないんだね。
そうです。
出典は「荘子(そうじ)」でした。