かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

離為火(りいか)

離為火

 今回は離為火(りいか)です。

 

 易の六十四卦の一つです。炎のような勢いがあるのですが、冷静な落ち着きが大切です。そして火と言うものは燃やす対象があってこそ燃えます、ですから単体では存在できません、それを「正しい所に着く」と言うことの大切さを述べた卦です。

 

 

 内面を表す下三本の「内卦(ないか)」が火のイメージの「離(り)」、西洋占星術では目標や他者に認められるイメージの「太陽」で、行動や外面を示す、上三本の「外卦(がいか)」も同じ「離(り)」だね。

 

 激しく燃える火のイメージだね。でも冷静なの?

 

 損得を見極める、というより、「正しい方向に燃えることが大切だ」と言うことです。

 

 なるほど。

 

 「火」は「灯」としての意味もあり、その「火」が二つあるので、よく見る、という意味もあります。

 

 よく見ない、考えないでやみくもに何かをしたり、目的を誤まったりすることにも注意を促しているのです。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain 出典は「易経」でした。