今回は順手牽羊(じゅんしゅけんよう)です。
兵法三十六計の言葉で、わずかな隙をついて利益を得ると言う意味です。
元は、羊の大きな群を見て、堂々と羊を一匹連れ出して盗んだ人を誰も何とも思わず、とがめられなかった、と言うお話が元になっています。
要するに、心の隙を突いていくってことね。例えば?
戦争などで言えば、相手の気の緩みをついたりする作戦を行っていきましょう、ってことですね。
大軍であっても統率が取れていなければ、誤情報を流すとか、
あー、混乱しやすい、って所を突くのね。
最初の羊を堂々と持っていくのもそういうことか。
商売なら、みんなが気付いてない商売をしろ、みたいな。
それが難しいんだけどね。
ま、そうなんですけど。