今回は高鳳漂麦(こうほうひょうばく)です。
夢中になって勉強することです。
どこに「鳳」が出てくるの?
「高鳳(こうほう)」って人の話なんです。
なんだ壮大な話じゃないのか。
高鳳(こうほう)が奥さんに頼まれて、干した麦の番をしてたんですけど。
夢中になって勉強していたので、雨で麦が流されてしまいます。
勉強をする時はそのくらい夢中になってやりましょう、というお話です。
は?
違うでしょ!!勉強は夢中になってやっても麦が流れたら元も子もない、ってことじゃないの?
いや、一瞬そうも思いましたけど、この言葉は「夢中になって勉強しましょう」ということで使われています。
高鳳(こうほう)は、ダメなやつだな。
そうやって女性に家事を押し付けて、自分は漫画ばっかり読んでるんでしょ!
いや、一応勉強ですから。中国の後漢時代ですから漫画なんて無いですし。
勉強だからって奥さんとの約束はどうしたの?
嘆かわしい!
にわとりさんは勉強はほどほどにしよう。
それが言いたかったんですね。
出典は「後漢書」でした。