かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

黍離之嘆(しょりのたん)

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f:id:KAERUSAN:20210105140255g:plain 今回は黍離之嘆(しょりのたん)です。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140300g:plain 栄えた場所がすっかり廃れてしまったことを嘆く言葉です。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140225g:plain しょり?

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain 「黍離(しょり)」の「黍(しょ)」は「黍(きび)」です。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140243g:plain 「離」の方は「離離(りり)」のことです。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140225g:plain りり?

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain 今回の場合は「離離(りり)」です。穀物などが実って垂れ下がること、植物が育つこと、などを意味します。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain そして、散らばることも意味します。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140243g:plain ちなみに「離離(はなればなれ)」と使うと、ばらばらになること、分かれること、を意味します。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140246g:plain 「離離(かれがれ)」と使えば、途絶えがちになること、男女の仲などにも使います。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140225g:plain ま、似たような意味だ。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain この言葉は、貴族の人が昔の王宮の場所に来てみたらキビの畑になって穀物が実っていたのを見て、昔を思い嘆いたことから来た言葉です。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140225g:plain あら、王宮が。そりゃ、なんだか悲しいね。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain 出典は「詩経」でした。