今回は一期一会(いちごいちえ)です。
これは、もうお茶!って感じのことばだね。
そうですね、お茶会に臨む時は、
のぞまねえょ、ふつう。そんな高尚な趣味ないもん。
まあ、臨んだ時は、それを、ただ一度の機会だと思って、誠意を尽くしましょう。って意味です。そこから出会いを大切にする意味で使われます。
別に、お茶会で無くても、出会いは大切にして、誠意を尽くしたいね。
いいこと言いますね、そうです。そういうことです。
井伊直弼はいいこというねぇ、安政の大獄の人だね。ちょっとイメージ違うね。
お茶のときはそういう気持ちになるんですかね。
でも、一期は、仏教用語で、人の一生の事で、一会も仏教用語で、集まりの事です。利休の弟子が、一期に一会の会、と言う言葉を使ったのを、井伊直弼が、一期一会って形で広めたようです。
ふ~ん。じゃ、もとからあったようなもんだ。ところで、お茶菓子ないの?
ありません。
出典は井伊直弼の「茶湯一会集」でした。