今回は一衣帯水(いちいたいすい)です。
一衣、帯水?
真ん中の「衣帯」は着物のオビのことですから、文字を分けないで下さい。
へえ、オビのことなんだ。
元の意味は中国の揚子江のことで、オビの様に細い川、と言う意味です。
転じて、川や海に、さえぎられているが、お互いに距離が近いこと。を意味します。お互いの距離が近い、と言う意味です。
距離が近いなら、なにも、さえぎってないって言葉にすればいいのに。
もともとは、揚子江にさえぎられているからと言って、助けに行かない訳がない。という意味でいわれた言葉なんです。
なるほど、また、ビミョウなニュアンスがあるねぇ。だから、さえぎってるけど、大切だから近いんだね。深みがあるね。
そうですね。
出典は「南史」でした。