今回は大同団結(だいどうだんけつ)です。
いくつもの、団体や人が一つの目的に向かって力を合わせること、です。政治の世界などで、よくあることですね。
大同って、だいたい同じってこと?大同思想ってあるよね?
孔子ですね、「礼記」の言葉です。大同団結とは違いますね、大同思想と言うのは、人々が争うことなく、おのおの適切な役割を与えられ、私利私欲の無い、公平な世の中のことで、一言で言えばユートピア思想ですね。
それは、実現できないでしょ、自分の能力にあった役目でも、ほかのヒトに従いたくない、って思う人が必ず出てくるもの。
言いかえれば、それをガマンするのが理想の世の中だと、孔子は考えたわけですね。
そうか、争いが無い、というのは誰かにガマンを強いることなんだね。
大同団結(だいどうだんけつ)の大同は、小さい違いは気にせず力を合わせることですから。
混同すると判らなくなっちゃうかな、でも、孔子の大同も、小さいことは気にせず、全体を考えろ、と言う意味では同じじゃない?
なるほど、そうも考えられるかもしれませんね。でも、そういう手法をつかうと、色んな言葉を同じ意味に出来てしまうので、学問上の分類は、ある程度頭に入れておきたいですね。
なるほど、たしかに。
出典はわかりません。