今回は優柔不断(ゆうじゅうふだん)です。
これは、決断力が無い。ってことだよね、そこから、グズ、とか、気が弱いって意味もあるよね。
そのとおりです。
でもさ、気になるのは「優柔」だよ、優しく、やわらかい、どう聞いても、ほめ言葉でしょ。「不断」は、断ぜられない、だからわかるけどさ。
いいところに気付きましたね、確かに昔は「優柔」はおだやかさ、を表すほめ言葉でした。なぜか、ためらう、と言うような、意味になって、しまいにはグズになってしまいました。
なんで勝手に意味を変えちゃうかね。
ほめ言葉って使いすぎると安っぽくなってしまうんですね、例えば「貴様」ですね、昔は武家同士で、敬意を示す為に使われていましたが、後に庶民が使うようになって、今では目下の人に使ったり軽蔑を意味するようになりました。言葉の意味は変化するものなのです。
そうだね、字は「貴様」は尊い様、だもんね、でも、今使ったら、いい意味にはならない、昔はそうだったなんて通用しないもんね。
今も優柔はいい意味もありますが、誤解を避けるために使わないのも考え方の一つですね。
出典はわかりません。