今回は驚天動地(きょうてんどうち)です。
すごく驚くようなこと、とか、世間を騒がすような事件や出来事のことだね。驚天動地の出来事だった、みたいな使い方で。てんをおどろかし、ちをうごかす、だもんね。
そのとおりです。そうやって使うといいでしょう。
でも、もともとは詩人の言葉です。中国の唐代の詩人、白居易(はくいきょ)が李白(りはく)のお墓参りをしたときの言葉です。詩の中で、驚天動地の名詩、名文をつくったあなたでしたが…なんて感じで使っています。
なんか、今とイメージ違うね、なんか今は事件とか災害のイメージだけど、素晴らしい才能、に対して使ってるんだ、まあ、字がちょっと大げさなのかな。
でも、李白は今も大変人気が有りますし、皇帝にも愛された素晴らしい詩人でした、そして浮き沈みの激しい人生を考えてもナカナカ良い表現ではないかと思いますよ。
出典は白居易「李白墓」でした。