今回は言語道断(ごんごどうだん)です。
もう、口に出来ないような、ひどいこと、悪いこと、びっくりするようなこと、だね。
その通りです。
今は、こんな使い方は、あまりしませんが、もともとは、仏教の口では伝えられない深い真理を意味していました。
なるほどね、口では表せないから、言語道断か、言葉にする道は断たれているってことか。
昔は、言葉に出来ないほど素晴らしい、って意味でも使ったようです、平家物語のころです。
どっちの意味もあるなんて使いにくいね。
さすがに言語道断は悪い意味の方が通りがいいんじゃないですか。誤解の元じゃないですかね、でも、間違いではありませんよ。
まあ、相手をほめるつもりで、言語道断だね、って言って、嫌われたら損だけど。言葉は難しいね。
出典は「維摩経」でした。