今回は特別企画「易経 十二消長卦」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「易経 十二消長卦」になります。
今回は「九四 澤天夬 易経 十二消長卦」です。
「卦辞」は「夬 揚于王庭 孚號 有厲 告自邑 不利即戎 利有攸往」かいはおうていにあぐ まことにてよばうあやうきあり つぐるにゆうよりす じゅうにつくによろしからず いくところあるによろし。です。
「四爻」は「臀无膚 其行次且 牽羊悔亡 聞言不信」いさらえにはだえなし そのいくことじしょたり ひつじにひかれてくいほろぶ ことをきいてしんぜず。
どういう感じなの？
おしりに肉が無いから、落ち着いて座ることも出来ない、そして行き悩みます。しかし、羊についていけば、悔いは亡ぶ、ということは「羊」は「直感」の意味でもあります。
「澤天夬」は「四月」と対応し「二十四節気」では「穀雨」「立夏」と対応します、「十二星座」では「牡牛座」と対応します。
「羊」は「牡羊座」と対応する「雷天大壮」の直感とも言えますね。
なるほどー。
「澤天夬 四爻」は変爻すると「水天需 四爻」になります。「水天需 四爻」は「需于血 出自穴」ちにまつ あなよりいず。です。
どんなにつらい状態でもしっかりと諦めないことの大切さを言っています、ですから、簡単に終わってはいけません、それはとにかく危険から逃れることも含んでいます。
なるほど、簡単に諦めないためには、ダメになっちゃいけないんだね。
