かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

兔葵燕麦(ときえんばく)

f:id:KAERUSAN:20190718222212j:plain

 

f:id:KAERUSAN:20190328233856g:plain 今回は兔葵燕麦(ときえんばく)です。

 

f:id:KAERUSAN:20190328232129g:plain 荒涼とした風景を意味します。

 

f:id:KAERUSAN:20190328231523g:plain 兔葵(とき)って何?

 

f:id:KAERUSAN:20190328234111g:plain ウサギアオイと言う植物です。

 

f:id:KAERUSAN:20190328231523g:plain 燕麦(えんばく)は?

 

f:id:KAERUSAN:20190328231605g:plain カラスムギと言う植物です。

 

f:id:KAERUSAN:20190328233856g:plain 劉禹錫(りゅううしゃく)と言う唐代の詩人が、玄都観を再び訪れたときの詩の一部で、前に来た時は桃の花が美しかったが、今では荒涼たる寂しい風景になってしまった、と言う詩の中の言葉です。

 

f:id:KAERUSAN:20190328231523g:plain 他の資料に「見た目と中身が違う」「役に立たない」「有名無実」とか書いてあるけど。

 

f:id:KAERUSAN:20190328234111g:plain それは「菟糸燕麦(としえんばく)」です。「兔葵燕麦(ときえんばく)」と混同している資料は良く見かけます。

 

f:id:KAERUSAN:20190328235320g:plain そっくりじゃん。

 

f:id:KAERUSAN:20190328234957g:plain そっくりですね。

 

f:id:KAERUSAN:20190328233856g:plain 出典は劉禹錫(りゅううしゃく)の詩「再遊玄都観」でした。