今回は兔葵燕麦(ときえんばく)です。
荒涼とした風景を意味します。
兔葵(とき)って何?
ウサギアオイと言う植物です。
燕麦(えんばく)は?
カラスムギと言う植物です。
劉禹錫(りゅううしゃく)と言う唐代の詩人が、玄都観を再び訪れたときの詩の一部で、前に来た時は桃の花が美しかったが、今では荒涼たる寂しい風景になってしまった、と言う詩の中の言葉です。
他の資料に「見た目と中身が違う」「役に立たない」「有名無実」とか書いてあるけど。
それは「菟糸燕麦(としえんばく)」です。「兔葵燕麦(ときえんばく)」と混同している資料は良く見かけます。
そっくりじゃん。
そっくりですね。
出典は劉禹錫(りゅううしゃく)の詩「再遊玄都観」でした。