今回は吠日之怪(はいじつのあやしみ)です。
どんな常識的、当たり前、のことでも分らないような未熟な人が正しいことを非難すること、です。
この漢字でそうなの?
「蜀犬吠日(しょっけんはいじつ)」という言葉がありまして、これは中国の「蜀」では曇りや雨の日が多く、たまに出た太陽に犬が驚いて吠える、と言われているのです。
そうか、当たり前である太陽に驚いて犬が吠えることが、太陽を怪しんで吠える犬、ってことなんだね。
「蜀犬吠日(しょっけんはいじつ)」の出典は詩人の柳宗元「答韋中立論師道書」でした。