今回は団雪之扇(だんせつのおうぎ)です。
時期がずれて要らなくなってしまうもの、のことです。
季節が変わって要らなくなるのは、女性がお年を召して捨てられる話だな。
そうです。
中国の漢の時代の皇帝、成帝の妃、班婕妤(はんしょうよ)が捨てられて、その悲しみを扇に例えた言葉です。
でもさ、扇でしょ、夏が終わったら、捨てるんだったら、秋には捨てるでしょ、雪って、秋まで扇いでたの?
月のように丸く、雪のように白い扇のことです。
あ、そうなんだ。
出典は「文選」でした。