今回は意必固我(いひつこが)です。
正しい人、素晴らしい人として、そうでなくてはいけない、ということを言った言葉で、論語には、毋意毋必毋固毋我 とありますので、自分の意だけになる毋(なかれ)、必ず、と決めつける毋(なかれ)、固執する毋(なかれ)、我、自己中心になる毋(なかれ)、と言う意味です。
何だか、ちょっと重なってるんじゃない?
自分の気持ちだけでなく周囲の気持ちを考える、と言うことを重ねて言った、と言えますね。
こだわっちゃう、こだわっちゃう。
「毋」って字は「お母さん」の「母」にそっくりじゃん。
まあ、「秦」のころには全く同じ使い方でしたし、「毋」は否定的な意味なのですが、「姓」という意味にも使われていたので。その後「否定」の「毋」と「姓」としての「母」に分かれたという所でしょうか。
へー。
出典は「論語」でした。