今回は炎色反応(えんしょくはんのう)です。
金属が熱エネルギーを得て、電子が励起状態になって、基底状態に戻る時に特有の色を発する反応です。
ちょっと良く判らないな。
要するに、熱を加えられた金属が高エネルギー状態になって、元に戻るために、エネルギーを発するのです。
その時に、材質によって色んな色の炎が出ます。
花火に使われたり、材質のチェックにも使えます。「炎色試験」と言います。
あ!花火の反応のことなんだ。
じゃあ、花火の色々な色は材質を変えることで色々あるんだね。
そうです。
熱を加えると高エネルギー状態になる、って何?
金属に熱を加えると、原子の周りの電子が、安定していた軌道から、外側の軌道に移動します、そして元に戻る時、熱によって与えられたエネルギーを放出します。
そのエネルギーが、きれいな色の光になるんだ。
そういうことです。