今回は頑廉懦立(がんれんだりつ)です。
良い師を持てば、頑固な欲張りな人も素直になり、根性の無い人でも自立できる、ということです。
頑廉(がんれん)って?
頑夫(がんぷ)は頑固で欲張りな人)廉はつつましくなる、ということです。
頑夫って頑張る人ってことじゃないの?頑固で欲張り、って見ようによってはそうでしょ。
現代社会では美徳かも。
それは一理あるかもしれないですね。
懦立(だりつ)は?
懦は、ものごとをやり遂げられない根性無しのことです。
言いすぎじゃないの?
頑張ってもダメな時もあるでしょ。
「頑張る」は主観ですからね。
立は、目標に向かって頑張る、イメージです。
頑張るのと頑固さと欲深さ、は似ている部分もあるよね。
たしかに。こういう言葉は自分の都合や気持ちに合わせて使いやすいとも言えますね。
出典は「孟子」でした。