今回は点鉄成金(てんてつせいきん)です。
普通の文章に手を加えて素晴らしい文章にすることです。
この漢字で?
鉄を触っただけで金に変える、という仙人の術を意味しています。
漢詩などを少し変えると見違えるように変わる、ということです。
なるほどね。
この言葉は書家として有名な黄庭堅(こうていけん)の言葉とも言われていますが、もっと古い「景徳伝灯録」など仏教の本などでも見かけることが出来ます。
ただ、文章に手を入れて素晴らしくする、という意味としては出典は黄庭堅「答洪駒父書」でした。